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MY GIRL
第4章 関係



「…きろ。…すっぞ」

耳元で聞こえる囁くような甘い声。

「ん…」

ころりと寝返りを打ち、枕に顔を埋める。

「…ちっ。どうしてやろうかこの小悪魔…」

「…んん、あと5分…」

「何があと5分だバカ。マジでキスすっぞ」

「…う?やだぁ…」

「やだじゃねぇ。…あぁ、無理矢理されてぇのか?そっかそっか…」

「んー…、…!?」

違和感を覚え、がばっと起き上がったあたし。

ぼやけた視界に映るのは、あたしの身体に股がってる制服姿の高…、大樹の綺麗な顔。

「おはよ?」

「…んぁ。おはよございます…っんん!」

待ってました、とばかりに深く唇を塞がれ、勢いでベッドに押し倒される。

えっ何!?何で…!?

…あぁ、そうだった…うっかり言っちゃった。

あたしの唇を貪るように啄む大樹の胸を思い切り押し返す。

「…お仕置き」

ぺろりと唇を舐める姿にドキ、と胸が鳴った。

やだ…絶対顔赤い。

「…朝からキスなんてしないでくだ…しないでよ」

…あ、危なかった。

またキスされちゃうところだった。

「寝起きなのにぃ…」

そう言うと、更に顔が赤くなっちゃった気がして。

見られたくなくて布団を被り、チラッと大樹を覗いてみる。

すると、驚いたように目を見開いてて…

「何でそんなに可愛いんだよ」

と布団をはぐられ抱きしめられた。

「…っひぇ!?なっ何っが…」

「美咲超可愛いな。抱きてぇ…」

「可愛くないもん…」

「…後半は?ん?反応なし?」

「着替えたいからリビング行ってっ」

「着替え?全力で手伝ってやるよ」

「やっだ!全力で結構ですっ!朝ごはん出来てるはずだから行って!」

「もう戴きました。おいしかったです」

「あ、え、そですか…」

「…ん?今敬語…」

「…やっきっ、気のせい!はい、バイバイッ!お母さんとお話してて!」

大樹の身体を押して部屋から追い出す。

けど、扉を閉められないように柱に手を付き見下ろされ、頬を膨らませて見上げた。

「着替え手伝うっつってんのに。素直に甘えろっつの」

「いいってばー!リビング行ってっ」

「あわよくばそのままセックス…」

「!?…大樹って思ってた人と違う」

「ん?何て?」

「そんな変態な人だと思わなかったっ」


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