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MY GIRL
第13章 誓い
数か月前を思い出す。

涼太と矢野にレイプされて、精液まみれになって泣きじゃくってた…

「…っ!痛いっ…」

「…!」

無意識に、美咲を強く抱き締めすぎてたらしい。

「悪ぃっ…、痛かったろ…」

「…んーん、大丈夫。どうしたの?」

「あぁ…。あの、さ」

余り言いたくねぇけど…

「美咲…その男と、余り関わんな。必要以上に」

「え…戸坂くんと?」

「うん。何か…凄ぇ嫌な予感すんの」

「嫌な、予感…?」

「うん。また美咲が…離れていくような」

俺の髪を弄ってた美咲の手が止まる。

普通は間違ってる…こんな風に束縛するなんて。

でもお前は、モテるんだ。

美咲が優しくする事で勘違いする男や、そういう目で美咲を見てる男が山程いるらしい。

…矢野情報。

「…男は、力で女なんてどうにでも出来る。男と仲良くするのは構わねぇ。構わねぇけど…2人きりにはなるな。自分はモテる、狙われてるって事忘れんな」

ここまで話すと、美咲が俺を強く抱き締めてきた。

「分か、った…守る。大樹の言った事、守る…。男の子に気を付ける。注意する…っ」

小刻みに震えてる美咲の体を優しく抱き寄せる。

「いいのか?反抗していいんだぞ?自由にさせろって」

「ううん。ほんとはそう言いたいけど、…もうあんな目に遭いたく…ない。大樹を、失いたくない、からっ…」

…しまった。

更に震える美咲の体を強く抱き締める。

どんな時も、一番辛くて傷付くのは美咲なんだ。

不安にさせてどうすんだよ…

「美咲。俺はお前から絶対離れないから。どんな喧嘩しても、どんな事があっても、絶対離れない。1人にしない。美咲を…信じる。だから…」

もうちょっとロマンチックに渡したかった。

でも今は仕方ねぇ。

ソファーに置いてあるカバンを取り、中から小さな箱を取り出して、渡す。

「…っ、ぇっ…?」

「サプライズの2個目」

美咲の泣いた赤い目から再び涙が溢れる。


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