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MY GIRL
第20章 波乱いっぱい入学式
美咲SIDE


J大学入学式。

スーツを身に纏ったあたしと蒼汰は、大学の門の前にいた。

「で。結局結婚式いつなの?」

「あたしが大学卒業してから!大学行ってる間は赤ちゃん育てられないからね〜」

「は?4大なんだからさっさと単位取って就職決まれば後は暇なんだぞ?その時にピルなし中出ししまくりで子作りセックス励んで産めばいいじゃん。…いって!」

「蒼汰のバカー!簡単そうに言うけどすっごく大変な事なんだよ!でも大樹ね、すぐに赤ちゃんほしいんだって〜」

「おう、ごめんごめん。子供抱いてる大樹さん想像出来ねぇわ〜」

「えぇ、絶対かっこいいよ!それでね、籍も入れてきたんだよ〜」

「…へぇ」

「あたし、もう高宮美咲なんだよー!」

「よかったな」

「えへへ」

「…矢野美咲になる気はないんだ?」

「へ?」

「…いや!何でも!」

何かを小さく呟き、突然勢いよくそっぽを向く蒼汰に首を傾げる。

いつもの事だけど、変なの!

「早く結婚式したいなぁ〜」

「まだ入学式すら始まってないけどな…。…あ、お前この後どうすんの?」

「この後って?」

「入学式の後。何かあんの?」

「えっとね、東京のおいしいもの巡りするよ〜」

「じゃあ俺も」

「蒼汰も一緒に来る?大樹に言っとかなきゃ」

「…あっ!?大樹さんもかよ!」

「そうだよ?デートなの」

「デートなの〜、じゃねぇよ!バカ。デート行くのに俺も誘うなバーカ」

「えー!?ごめんね」

「まあそうだよな、入学式楽しみにしてたもんな大樹さん」

「何でそんなふて腐れてんのー?」

「…べっつにぃ」

はぁ、とため息を吐くから

「幸せ逃げちゃうよ〜」

って言うとまたため息を吐いてる。

そんな蒼汰を横目に

「これから4年間よろしくですっ」

と、ぺこん、と頭を下げる。

「…何。誰に向かって言ったの今の」

「ん?大学に向かって〜」

「…何だ大学か」

「蒼汰もまた4年間よろしくね〜?」

「…あ、あぁ…」

顔を赤くして目を逸らす蒼汰の頭に、背伸びをしてポン、と手を置く。

「蒼汰、背伸びたよね」

「え、マジ?」

「マジー。だって前と目線違うよ?見上げてたらちょっと首痛いもん」

「美咲が背ぇ縮んだんじゃねぇの?ヤりすぎて」

「ヤりすぎて?って何を?」


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