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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第2章 百合音さんの好きなこと
「……っは」

衝動が過ぎ去って、うっすらと目を開く。
すごい出してしまった。

「……ティッシュ!」

我に返ったボクが慌ててベッドから立ち上がろうとすると、百合音さんが手で押し止めた。

「んっ、ぷは。……あー、濃かった」

「の、飲んじゃったの……?」

にぃ、と百合音さんは笑う。
唇の端に残った白い雫も、赤い舌を伸ばして舐めとってしまう。
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