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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第1章 ボクの好きなこと
ああ、ドキドキする。

まつげ長いなぁ。
目も真っ黒。
肌は陶器のようにツヤツヤで、ソバカスひとつない。

今日も美しいです、百合音さん!

「桜李(オーリ)くん、そんな趣味あったんだ」

いきなり本名で呼ばれて、ボクは飛び上がった。

がたんっ!

ボクが倒しそうになったパフェを、百合音さんが手で抑えてくれる。
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