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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第3章 柳くんの好きなこと
「お、終わった、けど……」

柳くんの部屋に戻り、後ろ手でドアを閉めると、彼はとろけるように笑った。
たぶん、女子が見たらクラクラするような甘い微笑みだ。

「桜李くんって健気だねぇ。必死に俺の言うこと聞いて」

誰のせいだと思っているんだ。

隠し撮り映像には百合音さんも映っている。
インターネットに流されるわけにはいかない。
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