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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第3章 柳くんの好きなこと
「へぇ……ますます気に入っちゃったなぁ」

柳くんは椅子の上に足を組んで座っている。
彼は優雅な仕種で顎をしゃくった。

「じゃあベッドに仰向けになって」

整えられた寝具を見た瞬間、足が震えた。
今更恐怖が襲ってくる。

「どうしたの?」

楽しそうな柳くんの表情に、無力感が襲ってくる。
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