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息のかかる距離
第7章 2人の呟き
歩夢の呟き

初めて香奈さんを見たのは大学の合格発表

僕は…勧誘を任されてた打ち合わせの為に行った構内で賑わっていた掲示板前で 可愛い子がいると言っていた友人達

そこまで印象はなかった
あの店に親に連れて行った時…僕の気持ちは香奈一色になってしまった

あの笑顔が目を瞑ると蘇って来る
そばにいて欲しいと思い毎日通った

大学も無事卒業し
親の元でひたすら仕事を覚え 今ではなんとか

あの店に行くと 柔らかい気持ちになってしまう
やっぱり香奈さんの笑顔が気持ちいい

あの時申し込むつもりで行ったけど、僕の会社にと嬉しくなった

まあ肉じゃがには…
僕がとやかく言うまでもなく 実力で合格していたようだ

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