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第17章 思いきり抱いて

子供っぽいかもしれないけど……現在も、過去も含めて、一番に。

そのためにはＳＭホテルがぴったりだと思った。だって私はまだ先生の愛奴なんだから……

「……１２時からなら入れるらしい。もう１０時回ってるからな……もう少しゆっくりしてから出て、コンビニにでも寄ればちょうどいいだろう」

「はい！　良かった……ありがとうございます」

着ていた茶色のジャケットを脱いで、さりげなく肩に掛けてくれる先生。
確かに少し冷えてきた。

まだ時間があるなら、ちょっと、訊いてみてもいいかな……？

「男の人って、やっぱり処女にこだわりがあるんですか……？」

こんな、こと……男の人に訊いていいのかわからないけど、先生がなかなか普通のセックスをしてくれないことが、私はやっぱり気になってしまう。