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先生、早く縛って
第17章 思いきり抱いて

そしてそんな私の目を更に釘付けにしたのは、その奥にある異様な形をした赤くて大きな器具だった。

「こ、これって……」

それはまるで刃のないギロチン台……
四つん這いになって、首と両手首を一枚の板で挟むように拘束されて……それに足もとには鎖で繋がれた足枷と、その床には足の間がしっかり映ってしまいそうな鏡まである。

刃は付いてなくても……なんだかおどろおどろしい感じで、見ているだけで背筋がゾクゾクしてしまう。

もし、こんなのに繋がれたら……

「随分、興味津々だな。いきなりこれを使うか?」

先生がニヤリと笑う。

「あっ、えっと……イヤってことじゃないんですけど、あの……今日は」

びくびくと怖がる私を見て、先生は照明を元に戻してくれた。

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