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先生、早く縛って
第22章 指定席の女

進学するにしても、その先まで見据えて……しっかりと考えをまとめた上で自分の将来を決めたい。

あの父親はどうだったんだろうか……今は何の迷いもないように見えるが、父だって若いころは……?

俺は流れるように飛んでいく窓の外の景色に目をやりながら考えていた。
外はもう、あっという間に県境だ。

「お隣……空いていますか?」

と、突然女性の声がした。

景色に気を取られていた俺が驚いて顔を上げると……そこには和服姿の美しい女性が立っていた。

薄紅の……いわゆる今様色の江戸小紋に包まれたその身体は、スラリとして背が高い。
若そうだが、その細かな柄の落ち着いた訪問着を姿勢よく、美しく着こなしている。

控えめな調子で、でもはっきりと俺の耳に届く言葉。
その声は低く落ち着いていて、大人の色気のようなものが感じられた。

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