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先生、早く縛って
第5章 絡みつく首輪

「んぁっ……ふぅ……」

今日も家のお風呂場に私のため息が響く……

あの、プールの休憩室で先生が放った白いものは、その匂いが……粘りが……私の喉にまとわりついてしばらく離れなかった。

ほら、今でもこうして目を閉じると……あの独特の匂いが喉から鼻に抜ける。

それはまるで首輪のように私の喉と記憶に刻まれた。

首輪……雑誌の中で女の人がしていた赤い首輪。あれを私にもつけて欲しいな……

はっ! 私、いつの間にか本当のMみたいなこと考えてる……?

っていうか本当のMって……本当のSMって何なんだろう……お兄ちゃんの雑誌を読み返してみてもはっきりとは載っていないその答えを私は考え続けていた。

かなり慣れてきたけど、最後に抜くときはやっぱりゾクゾクしちゃうな……

あのプールの日から毎日使っているアナルスティックをきれいに洗って袋にしまう。

それは、自分で使うならパールよりこっちの方が使いやすいだろう……と先生がプレゼントしてくれたものだ。

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