この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢を見るころ
第6章 こ
「あの子・・・ハンコをもらいに来たんでしょう?」
「そうだよ」
「玄関でいいじゃない」
「そうだな」
「ハンコをもらいに来たのにお粥なんか作る?」
「だよな」
「何?風邪薬って!彼女のつもり?」
「だよな」
「ポカリも買って来たの?余計なお世話」
「そうだな」

私はこんなに不愉快なのに、なんで篠塚さんは笑ってるんだろう・・・

「篠塚さんの彼女は私なのに!」
「うん。そうだよ」
「何、笑ってるの?家にあげた篠塚さんも同罪だよ!」
「うん。ごめん」

篠塚さんがゆっくりと私に向かって歩き出した。

「電話しないでって言っても、緊急でしょ!」
「だよな」
「私に来てほしくなかったの?」
「まさか」
「じゃぁ電話しなさいよ!」
「うん」

そう言って私を頭からすっぽり覆いつくすように抱きしめた。

「私は彼女なのに!」

涙が出ている事に気がつかなかった。
ゆっくりと身体を離した篠塚さんがパジャマで涙を拭いてくれた。

「ごめん。俺が悪かった」

嬉しそうにそう言うと私に優しくキスをした。

/47ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ