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覗ける隣人の妄想 ~わたし犯されてる~
第3章 下着を見られてしまったあとで
今日も晴れやかで穏やかな日。

出勤した紀江は昨夜に取引先から来ていたFAXを3階に届けてしばしのおしゃべりを楽しんでから外階段に出た。

この建物のローカル・ルールで社員は経費削減のためにエレベーターは使わずに外階段を使うことが義務づけられているためだ。

外に出ると少しそよぐ風に乗ってタバコの匂いがホワホワ~ンと下の階から漂ってきていた。

(専務が下にいるな)と直感する。

事務長はタバコを吸わないのだ。

十数段の階段を下りて踊り場をターンすると、思ったとおり下で専務がしゃがんでタバコを吸っていた。
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