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い.ん.り.ょ.く.
第14章 14羽
「亜羽」


心地よい 響きが 耳に伝わる
私の 核芯が 反応する

カレと 繋いだ手に 微かに 力が入る
カレから 繋いだ手が 離される



「僕 先に帰るね
ごゆっくり」


私に 意味有りげに 微笑み 帰っていった




「亜羽 久しぶり」



振り返り
視覚 聴覚から 内に 沁みこんで来た
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