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第15章 【番外編】梢と駿兵(１)

でも、いくら引いてもドアが閉まらない、と思ったら駿兵がドアを掴んでいた。

「ずっと泣いてたのか、梢？…学校を休んだのも俺のせいだったんだな」

「ち、違うよ、これは…テレビ、そうテレビのせいなの。もうすっごく感動しちゃってさ、あははは…」

「無理すんなよ。…ごめんな？もう怖がらせるようなこと絶対にしないって誓うよ。だから、せめて友達でいさせてくれないか？図々しい頼みだとは思うけど、俺…梢にだけは嫌われたくないんだ」