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第4章 天使か悪魔か

「悪いけど俺もれっきとした男だし、いつまでも『可愛いキャラ』じゃいられないんだよね」
あたしの頬のラインをなぞりながら目を細める。

「だから今日は、俺が『男』だってこと嫌ってほど明日奈ちゃんに思い知らせてあげる。可愛いなんて二度と言わせないから覚悟してね？」

ニヤリと唇を歪めるその顔は男らしさより妖艶さを醸し出していて、別な意味であたしをゾクッとさせた。