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第20章 【番外編】マユミの恋

「マユミちゃん」


ダメだ、声まで聴こえる…
早く帰ろう。
帰っても何も手につかないに決まってるけどね…


「マユミちゃん、待って！」

「きゃ…」


肩を掴まれ、私はやっとセンパイが幻ではないと気づいた。

「センパイ…なんで…あ！まさか何か病気が？」

センパイが私に会いに来る理由なんて、感染症くらいしか思い当たらない。

やっぱり自己検査なんかじゃなく病院に行くべきだったんだ…！