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第7章 新学期

「いっただっきま〜す♪」

先輩は運ばれてきたパフェを幸せそうにパクつき、見ているあたしもつい頬が緩んでしまう。

「やっと笑った」

「はい？」

スプーンを止めた先輩が、真っ直ぐあたしを見つめる。

「新学期が始まってから、ずっと暗い顔してたもん。今日は特に酷かったから心配してたんだよ？春休みに何があったか知らないけど僕でよかったら相談にのるよ」

「正岡先輩…」

「峰岸さんが元気ないと、調子狂っちゃうからさ」