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白い背中と君の藍
第5章 ローズピンク◇混ざり合う
私が鳥羽さんと繋がった証――――。

その証拠を目にしただけで、頬が紅潮して気持ちが興奮してくる。

少しえぐみのある臭いがキツくなってきたが、無性に触れてみたくて願い出てみた。

「鳥羽さん、私にも触らせて」

「え?  何で?」

私の行動は流石に変だったのか、鳥羽さんも驚いた顔になる。

二人の記念だからと言ったら引かれるだろうか……

それでもどうしても触りたくて、また咄嗟に思いついた言葉が口を衝く。

「二人で作った絵の具みたいじゃない?」

我ながら情けない言葉しか言えなかったけど、思いの外効果はあったようで、鳥羽さんは再び精液をマジマジと眺め出す。

「……絵の具?  あぁ……なるほど」

納得したかのように呟いたから、手を伸ばして触ろうとしたら――――

「メグ……もう一回横になって」

鳥羽さんはそう言って手を重ね合わせて円を描くように手のひらを回し始めた。

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