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よくある恋愛モノ
第3章 ナギサ



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凪はアパートの階段を上がり、自分の家のドアを開け−−−



「凪! 今何時だと思ってるの!」



ドアの鍵を開ける音にとんできた母親が怒りと心配と呆れの入り交じった表情で立っていた。



「午前一時」



凪は母親のそんな表情には見向きもせず横を通り抜ける。



「毎晩毎晩、こんな時間までどこほっつき歩いてるのよ!」

「どこでもいいだろ」

「お父さんだって心配して……」

「ありえねー」



凪はさっさと自分の部屋に入りドアを閉めてしまった。



「美和ちゃんが言ってたけど、あなた授業もきちんと出てないの? 何かクラスで揉め事とか……」



その言葉に反応し、凪はドアを開ける。



「川本?」

「え?」

「川本がしゃべったのか?」

「そうよ。あなたどんだけ彼女に迷惑かけてるか……」



凪の顔に不快そうな表情が浮かぶ。



バタンッ!



「ちょ、凪!」



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