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よくある恋愛モノ
第10章 そして、確信



「そいつに指一本触んな!」



チャラ男はそんな凪をまじまじと見ると、何を思ったのか急ににやっと笑った



「わーったよ。じゃあ……これでなら触っていいかなぁ?」



男はそう言って美和の後ろに回る

そして、美和の首元にナイフが突き付けられた



「……っ」



美和の目が恐怖に見開く



「おい、卑怯だぞ! そいつは何もしてねーだろうが!」

「こいつはお前を誘き出すためのエサだよ」



リーダーが言うと、



「一年前の借りはきっちり返してもらうからな!」

「借り? なんの話だよ」



凪はわざととぼけてみせる



「覚えてねーのかよ! 一年前てめーがヒーロー気取りで女助けたことをよぉ!」



“やっぱそうか…”



凪は自分の予想が正しかったことを悟った



“ナイフ持ってるし…美和がな……”



凪はどうしたものかと一瞬悩んだ

こっちから突っ込んで行くのはさすがに危険すぎる



「……」



凪は顔を上げた

そこには、挑発するような笑みが浮かんでいる



「ザコのことなんざ、いちいち覚えてねぇな」

「バカにしてんのかこらぁ!」



すると、凪の予想通りチンピラたちの方から殴りかかってきた

凪は一年前と同じように全員殴り倒す



“ナイフ持ってても動きは素人だな”



チンピラたちが倒れこんでいる間に美和の元に駆け寄り、手足を縛る縄を解いた



「……大丈夫か」



凪はそっと呟く

チンピラなどより、美和の方がよっぽど怖いのだ



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