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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ

「美味しい~~♡」


安い居酒屋で、390円の生ビールから乾杯するのがテッパン。

そんな私が、ブラックボトルのシャンパンから始まるなんて

も~~テンションが上がって興奮が収まらない。


「アンジーさんは、どんなお仕事をされているんですか?」


既に軽く酔っ払った感覚で、隣りに座るアンジーさんに聞いてみる。

ドスの効いた彼女の一言で戻ってきた3人に、シャンパンを注ぎながら

アンジーさんはニッと笑って白い歯を見せた。


「なんだと思う?」

「やっぱりアパレルですか?」

「違うワ」

「う~~ん、なんだろう…」


服飾関係か、もしくはダンスとか。

さっき加賀谷さんと親しげに会話してたから、デザイン系かな?

聞き返されて、彼女を見ながら真剣に考えてみる。


「なんにしても、社長みたいなカリスマオーラを感じるんです」

「アハハッ! あんた本当いい子ネ~♡」


ゲラゲラ豪快に笑うアンジーさんの周りで、翔ちゃん達も楽しそうに笑ってる。

……? 当たり、かな?


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