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第4章 ♥こいつが１番カッコイイ

「簡単に言うと。
俺の友達が彰で、彰の同期が隼人の嫁なんだよ」

「………！」

「で、彰と飲んでたアンジーが莉央を誘ったら
莉央が遼を連れてきて、今に至る」

「………！！」

「以上。あとは優しい立花先輩に聞いて」


～～～なんと！！

冒頭にさらっと言われたから、一瞬訳が分からなくなったけど

ぐるぐると脳をフル回転させたら、その繋がりがなんとなく見えてきた。


……ものすごい勢いで放映された、当時の結婚報道を思い出す。

そう、女優でもなくモデルでもない

奥様が一般の女性ってことがさらに世の中に衝撃を与えたのだ。


「た、立花さんの、同僚……っ」


なんだか、色んな意味で胸が熱くなってきてしまった。

その当初も好感度半端無いわ～～って、何様ながら感心したけど

雲の上の存在が、意外にもこんな近くにいらっしゃったなんて……


「凄い……人の繋がりって素晴らしいわ……！」


感動しながら、再び体を右側に向ける。

……芸能人オーラ対策用の、サングラスとか売ってないのかしら。

煌びやかな光を浴びる覚悟を決めて、彼に視線を向けると……