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第9章 仕切り直し

やっと帰って来た

空港外には
航太社長さんと浩志さんが待っていた

「おかえり～桧山さん」「なんで…」
「迎えに来たよ…」
「早く帰ろ～」
「…」
「加奈美が聞いたメール偽物だから…」
「なんで…私に構うの？構わないでて…」
崩れ落ちて泣き始めた

「恥ずかしいから車に乗ろう…」

「加奈美のホームページまだ稼働してた、あの時すぐ停止すれば良かった事を今更言っても加奈美が受けた傷は消せれないでもこれだけは言っておく、俺は加奈美以外とは付き合ってない」

「それは…僕が証明する毎日社長にひっついていたからな～」

「そうなの？」
「だから泣き止んでくれないか？」

潤んだ瞳で上目で見られたら、我慢の糸が…
人目？浩志がいるのも忘れ キスを落とした
時々音漏れしながら、

「なぁ、存在忘れてないか？」

「…」

「なぁ、加奈美さん僕にもキスを…」

「お前は前を向いて運転していたらいいから…」
「加奈美…好きだよ」
「加奈美…愛しているよ
加奈美…ニコッと
キスをねだった…

「おぃ これからどこへ行くのか？」

「俺の自宅…今日はお前どこかへ行っておけ」

「何？２人一緒に？噂は本当？同性愛者って」

「どこから？」

「あちこちから…いつも一緒にいるしあんうんの呼吸だし個性もにているし」

「なんだ？その噂」