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第12章 専務と部長とあたし

いやいや、伯父さん。
あたしの結婚式ですよ？何故にゆり子おばちゃんに決めてもらうんですか？


それに、先に入籍って？！
一応、日取りとか気にするものでは？


「ゆり子、娘がいないからねぇ........
『晶ちゃんの結婚式は自分でプロデュースしたい』
って昔から言ってるよ？」


『聞いてない？』
なんて、可愛く首をかしげても笑えません。


と、その前に。
あたしの頭は入籍について処理してるのにっ。


まぁ、あの姉妹は何を言っても口出ししてきそうだし........
この件について、部長が文句言わないなら許可した方が....よいのかな？


「部長は....どうする？」


あたし一人の問題じゃないもん。
そこはちゃんと確認しなきゃ。


「そうだね、そうしよっか。婚約者って肩書きよりもいいかな。向こうでも悪い虫に言い寄られるのを見たくないし。まぁ、させないけど？」