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あたしの甘い王子さま
第13章 あたしの甘い王子さま

「アキラ!!」


「はーい!」


「今日の午後、取材が入ってたでしょ?」


「それ、13時ね」


「メグが別件で連絡したら17時に変更してほしいって」


「マジで?」


「マジで。な~に~、ダーリンとデート?残念だけどキャンセルした方が良いと思うよ?」


「うーん、捕まるかな?」


「アキラがひと泣きすれば飛んでくるでしょ?」



ここは、新天地のオフィス。
あたしの英語力なんて日常会話も覚束なかったけれど、ここのスタッフは日本の事が大好きなスタッフが多い。
そうそう、それにね。日本人スタッフも結構いるの。


だから、コミュニケーションを取るのはそう難しくない。
時間があるときにはギブアンドテイクでお互いの母国語を教えあってね。


と、なると自然と身に付く会話力。
読み書きも........もっと頑張りたいところよね。



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