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第13章 あたしの甘い王子さま

「ただいま」


「おかえり」


いつもの台詞もいつかの事を思い出すきっかけにはなる。


「晶、先に洗面所」


ほらね、おなじでしょ？


「伸太朗は？」


「荷物置いたらすぐに行く。晶の分もね」


「ありがとね」


さて、これから晩御飯と言っても軽くでいいしなぁ～。
あ、伸太朗は食べさせないとね。忙しいとお昼食べなかったりするし........夜は必ずエネルギー補給させないと。
下準備しておいたお肉でも焼くかな。


伸太朗ってさ、遅い時間に食べても太らないからなぁ。
羨ましい。実に、羨ましい。



「晶、いつまで唸ってるの？晩御飯、食べる？食べない？」


「た、食べます。って言うかあたしが準備するからね！今日はおとなしく待っててよ？」


「........善処します」