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あたしの甘い王子さま
第3章 騙された?

「さて、晶ちゃん」


「はい?」


「そろそろ出るわよ。ディナーじゃないのよ?ランチなのよ。電話してくるから準備しててね~」


「了解です!今夜泊まる荷物、置いてきますね」



美味しいランチと美味しいケーキのことだけで頭が一杯って........。
『あたしもまだまだお子ちゃまだな』なんて思いながら以前自分の部屋として使っていた2階へと荷物を運ぶ。


しかも、ホテルに到着して早々、思わぬ人物に出逢うとも微塵にも思わず........。


ただ、ケーキが待ち遠しいだけのあたしはまだ呑気に鼻歌を歌っておりました。








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