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第4章 お邪魔虫？

「プライベートで来れる筈もないし、お仕事かしら？」


作り笑顔で挨拶し、彼女の後ろを通ったときにそう声を掛けられた。


久方ぶりに遭遇した元同級生。
たったそれだけの関係なのにそこまで詮索される筋合いないわよね？


「プライベートでここに来てはダメでしたか？連れが待っているので失礼します」


カッチーン！！
あぁ、もう！！
そうよ、こんな女だった！！
自分の地位を誇示したいのかなんなのか。
こんなヤツと同等に見られたくないから距離を取ったのよ。


卒業しても会うことがないし、すっかり忘れていたけれど........まさかよ。
まさか、お見合いの日にこんなところでお目にかかりたくない人物と鉢合わせだなんて。