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あたしの甘い王子さま
第4章 お邪魔虫?

「瀬上さんって、学生時代から背も高くてスタイルいいわよね~。もしかして、そっちのお相手だけの為に此方に?」


「!!!」


あたしの聞き間違いであってほしい。
そう願った。
けれど、次の言葉でそうではないと確信した。


「あたしの大好きなホテルが同級生のそんなことのために使われているなんて残念だわぁ........それにしても、このホテルを利用するなんてどちらの社長さんなのかしら?一度はお目にかかりたいわぁ~」


この女。
あたしを何処ぞかの娼婦と間違えてない?
誰が身体を差し出すって?
そんなことしてまで仕事取りたくないわよっ!


「ご期待に添えず申し訳ないですが、プライベートで来てるんです。本当に、これで失礼します!」


こんな性格のお嬢様を怒らせるのはやめておいた方が良いんだけどね。
つい、きつい一言が........あたしの口からポロリと出ました。





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