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第78章 歩いてく

すると二人とも驚いたような顔をした後、とても嬉しそうに笑って頷いてくれた。

それを見たあたしも嬉しくなる。

良かった、あたしの気持ちちゃんと伝わったみたい

「ママは莉愛菜の所にも来てくれたんだな。」

パパが感慨深そうに言ったから、あたしは首を傾げた

「莉愛菜のところに”も”？」

するとパパが静かに口を開いた

「莉愛菜が眠っている時、不安に駆られたパパの夢にもママが来てくれたんだよ。」

あたしはびっくりした。

それと同時に嬉しくなった。

あたしの話信じてくれるか不安だったし、何よりあたしだけママに会ったなんて言ったらパパはとても寂しがるんじゃないかと思ったから。

パパは嬉しそうに夢の話をしてくれた。

「ママがね、”しっかりしなさい!!パパでしょっ”って怒ったんだ。
それとね
”莉愛菜を立派に育ててくれてありがとう”
”莉愛菜なら、大丈夫よ。あたしとあなたの娘だもん”
って。」