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sunset~君の光になりたい
第4章 粟立つ気持ち



「そうだね!それいいね!今からクッキー焼く!里沙ありがとう!」

 声を弾ませ、キッチンに何時間か篭城しメンバー四人分のクッキーを焼き上げたのだ。

(千波が、こんなに前向きな行動をするなんて……)

 やはり音楽の力は大きい。
 千波は、昨日初めてthunderを知って、すっかり虜になってしまったようだ。

「thunderのファンになるのもいいけどさー?OVEREARTHの事も忘れないでよ?!?」

 里沙は千波の背中を軽く叩く。

「忘れないよ!今度一緒にライブ行く約束だもんね!楽しみ!」

 千波は里沙の両手を握り飛び跳ねた。
 こんなに明るくはしゃぐ千波は久しぶりで、里沙も何だかテンションが上がり一緒にはしゃいだ。


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