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春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第19章 今夜だけ、許して…

「…あ、ん、や、…やぁ……っ」


ビリビリと痺れる全身を、押し潰すように

遼くんが強く私を抱き締めてくる。


「~~あ、ま、待って、そこダメ……!」

「……っ は……」

「あ、あぁ、いや…あ」


早い律動を繰り返しながら、遼くんの指が中心の蕾を撫で上げてきて

そのまま細かく振動させられて、頭が真っ白になった。


「…ん、んん、……っ 遼くん……!」

「……春、菜……」

「あ、もう、ダメ、ダメな、の…っ」


耳を塞ぎたくなるほどの水音で

遼くんの熱い体が更に激しく動くから、私の背中が大きく仰け反る。


「あ、あ、…や、もうイッ…」

「………っ」

「……あ、ぁ…」

「春菜……頼む……」

「………!」





昇りつめて、意識が薄れそうになった瞬間に


遼くんの泣きそうな声が聞こえた。






「傍に、いてくれ」


「………!!」


「1人にしないでほしい……」


「………っ」





「……春菜……


……俺を助けてくれ……」








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