この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第20章 溢れる笑顔

……ジリジリと詰め寄られて、私の体がベンチの端からはみ出しそうになったから

やっと沙月が体を元に戻した。


「春菜の元へ、直接アタックしてきた野郎もいるでしょ」

「………!!」

「ふふっ♪ 図星だぁ」

「………っ///」


ニヤニヤと笑う沙月を見て、顔が急激に火照り出す。


……でも、実際……そう。

これがいわゆるモテ期なのかと勘違いしてしまうほど

会社の人だけでなく、取引先の人からも食事に誘われたりすることが多い。

慣れていない私は、その度にドキドキしてしまうけど

誰に何を言われても、ただひたすら謝って……


「全部断ってるのね」

「………!」


……心の声を、口にしてしまったんじゃないかと思った。

驚いて顔を上げると……



「時折、春菜の切ない顔が本当に綺麗だから……」

「………!」

「……見惚れちゃうのよ、私も」



ミディアムボブの髪を揺らして

沙月は、寂しげな表情で微笑んだ。



/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ