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第23章 Love is forever

……全身が沸騰したように熱くて、心臓がバクバク鳴っている。

繋いでいる手が、汗ばんで震えてしまう。


「………」


って、ユ、ユキが何も言わない。

どうしよう
やっぱり今更かな
信じてもらえないかな

お願い

な、なにか言って……っ



「……春ちゃん」

「………！」

「あの、さ……」



待ちに待った声に、バッと顔を上げると

ユキは何とも言えない表情で、私を見つめていた。



「確認の為に、聞くけど
……俺は、若干ハタチの学生だって分かってる？」

「……へっ！？」

「片やもう１人は、歴とした社会人で。
男から見てもかっこいい、売れっ子の有名デザイナーだよ」

「………」

「……ナイでしょ、普通」



……？？

な、何を言ってるの？

私が首を傾げるから、ユキは溜息を漏らした。



「あのね、７つも年下なんだよ俺。
一度も働いたこと無いし、俗に言うゆとり世代だし」

「………！」

「比較すらできないレベルだろ。
俺が春ちゃんだったら、間違いなく義兄さんを選ぶ」

「～～～！！」

「……と、思いま、す…」