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快楽の奴隷
第2章 ネットカフェでのオナニー
声を出すはおろか、変にバタバタと暴れてもいけない。
大人二人が入ると狭すぎる室内で、花純は見ず知らずの男に大切な場所を触られている。

ちゅくちゅくちゅくちゅくっ……

はしたない音が天井の空いた空間に響く。

『気持ちいいっ……知らない人に大切なとこ弄られて……イッちゃいそうっ!!』

指の動きが速くなり、誤ってクリトリスを挟んでいたクリップにぶつかる。
その衝撃でパチンッとクリップが飛んだ。

「うぐっ……」

痛みと共に脳に快楽が走る。それで一度、気をやってしまった。

「ッッ……」

痛みを伴う絶頂は新鮮で、目の前がチカチカするほど強烈だった。

『もうだめもうダメッもう駄目もう駄目っ……っ!』
花純は口の動きだけで男に伝える。

しかし彼は猛禽類のような鋭く精悍な顔立ちに薄ら笑いを浮かべ、余計に指の速度をあげた。

花純は下唇を噛み締め、髪を揺らすほど首を振りながら懇願の眼差しを送るしかなかった。
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