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快楽の奴隷
第3章 電車内での恥辱
ネットカフェで見知らぬ男に絶頂に導かれるという屈辱的な刺激を味わって以降、彼女は一人で慰めるだけでは満足がいかなくなってしまっていた。

あの日以来、彼女は自慰の時は必ず高梨と名乗るあの男にされることを妄想している。
彼の野生の捕食者のような鋭い眼光に捕らえられ、怯えながら達するという屈折したシチュエーションがなによりも興奮できたからだ。

しかし彼女には大きな不安があった。
それは彼があの時盗撮をしていないかということだった。

もしそんなものがあれば身の破滅である。
とはいえそんなことは確かめるすら恐ろしく、花純は高梨に連絡をせず悶々と過ごすしかなかった。
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