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第9章 夢物語も終わる

剛志さんから聞くまで信じない

「津村さん、貴公子とどういう関係？」

「それはこの間いいましたけど？」

「あなたと貴公子が出て来た宝石店、上層部御用達の店」 「そうなんですか？」 「それに何故貴公子って言うのか知ってる？」 「この会社のご子息だよ」 「そうなんですか？」 「で関係は？」 「・・・・・・しました」 「この数ヵ月前に結婚しました」 「そうなんだ、津村さん」ってなんだか、憐れみの顔で立ち去った