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ときめきました、あなたに🎵
第14章 時はたち
つぐみが見つからないままに流れた

生活にも慣れ独り身の剛志
久し振りに外出した。

こどものはしゃぐ声を聞きながら

「おじちゃん、こんにちわ」

怪訝そうに

「おじちゃんお口ないの?」

「あぁ、おす」

「こんにちわ」

「お前の親はどこだ?」

「おじちゃんとママだい」

「で・・・・・」


「やっぱり塚本、子供だな」

「河島か?久し振りだな、でこの口の達者なガキお前のか?」

「このおじちゃんに名前言って」


「うん、ぼくは、 つむら あゆみ
5才」

「つぐみのか?」

「ああ、あの時のだよ」

「おじちゃん、このおじちゃんはだれ?」


「この人はあゆみのお父さんだよ」

「ママを泣かせたおじちゃん?それでママご病気になってお口が聞けなくなった」

「うん、そうだよ、覚えていたんだ、偉いぞ」


「で、つぐみは?」

「体調が悪くなって来たから、今診察している」


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