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お前は俺のxxx
第20章 繋がった想い。
『お前が俺を嫌いなのは知ってる。
自分の気持ちを伝えたかっただけだ。』
颯太は私の頭をクシャっと撫でると、ベンチから立ち上がり、駐車場に向かって歩きだした。
何で勝手なことばかり言ってんの…?
私の気持ちは…?
自分だけ………
「何でいつも勝手なのよ‼︎
私の気持ちは⁉︎
勝手に決めつけないでよ‼︎」
私は声を荒げて颯太に言い放つと
颯太に抱きついた。
「最初は自分勝手で、私を振り回す最低な奴だって思ってた。
でも…颯太の優しさに気づいたから。
言葉も少なくて、不器用なのに…
自然な優しさが私の心を変えたんだよ。」