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お前は俺のxxx
第23章 波乱の前兆⁉︎
授業が終わりCAD室を出て歩いていると、クラスの人たちと樹くんが私の隣にきた。
『結愛ちゃんの隣は座っちゃダメなのに、樹だけズルいだろ?ねぇ、結愛ちゃん。』
「え?あ…。
私はその辺は分からないよ。ははっ。」
『何で結愛ちゃんの隣はダメなの?』
『結愛ちゃんは、みんなの結愛ちゃんだから‼︎』
私が苦笑いを浮かべている中で、クラスの男子と樹くんはそんなやり取りをしていた。
ん〜。何か複雑。
私は普通がいいんだけど
女の子が少な過ぎるからな…
その時、建築科の校舎の窓から私を呼ぶ声が聞こえた。
『結愛。』
上を見ると、颯太と流星先輩、碧先輩が窓際から見ていた。
「颯太!」
私が手を振ると、流星先輩がブンブンと手を振っている。
『次、授業は?』
「色彩だよー。」
『サボれ。』
「は⁉︎ 無理だから‼︎」
私が返事をかえすと、颯太も本気じゃなかったようでククッと笑っている。
『結愛ちゃん後でね〜☆』と流星先輩はもう一度手を振っていた。
その様子を、樹くんは隣で見ていた。