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お前は俺のxxx
第29章 消えない…
私は香奈を残して教室から飛び出した。
『え⁉︎ちょっと⁉︎結愛⁉︎』
夢中で階段を駆け上がり、屋上へ走った。
ドアを開けると、風が私の濡れた涙を乾かす。
壁に背を預けズルズルと座り込んだ。
ヤダよ…
樹と付き合うなんて嫌…
颯太…
離れたく無いよ…
助けてなんて言えないよ…
屋上のドアが開く音が聞こえて
ビクっと肩が揺れる。
慌てて涙を拭った。
私に歩み寄って来る足音。
それは、笑みを浮かべた樹だった。
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