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お前は俺のxxx
第45章 ナンパ…?


私が説明したお店に着くと、さっきの男の人が私たちに気付いた。



『お?颯太じゃねぇかよ?』



『奈津。テメェかよ。』



『え?あら?
さっきの…颯太の彼女?』



『お前なぁ。くだらねぇマネすんじゃねぇよ。こいつは俺の女。あー。これ要らねぇから。』



颯太は私の手から綿あめを取ると、男の人の手にポスっと返した。



『あー結愛。コイツは奈津。
俺らの地元のツレ。』



「あ…。先程はどうも…。」



私がペコっと頭を下げると、



『結愛ちゃんヨロシク〜。』


奈津くんはニコっと笑いながら
手を差し出してきた。



「よ.よろし..」



『ヨロシクじゃねぇから。』



と颯太は奈津くんの手を払いのけると、私の肩を抱き寄せた。



『まさか颯太の彼女だったとはねぇ〜。残念〜。』



『お前いつもこんなチャラいことやってんのかよ。』


颯太は呆れた顔をして
奈津くんを見ていた。



『颯太は嫌でも女寄ってくるからいいけどさ〜。俺はこういう努力が必要なんだよ〜。』



『努力ねぇ。
もっと違うやり方があんだろ。
まぁ。頑張れ。じゃあな。』



颯太は私の手を引いてスタスタと歩き出した。


『バイバイ』と奈津くんが手を振ってくれたので、私も奈津くんに手を振ると颯太について歩いた。


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