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お前は俺のxxx
第46章 花火デートは…
携帯を見ると颯太からの着信があり、時計を確認すると16時を少し回っていて、私はすぐに電話を折り返た。
『今どこ?』
「ゴメンね!あと2〜3分で着くよ!
颯太はどこにいるの?」
『駅前のカフェでコーヒー飲んでる。
あー。流星と碧も一緒。こいつらも待ち合わせなんだと。早く来い。周りがウゼェ…。』
(ん?周り?)
「分かったー。ちょっと待っててね?」
私は颯太たちの待つカフェへと急いだ。
カフェに着くと、店内を見回すけど颯太たちの姿が見当たらない。
「ん?どこだろ…?」
奥を覗くと、何か女の子が集まっている。
そこからチラッと碧先輩の姿がみえた。
「ま.ま.まさか..
あの固まりの中..だったりする..?」
あの中に入っていく勇気も無く、入口で躊躇っていた時、浴衣姿の女の子が入ってきた。
「あ。香奈!」
『結愛♪やぁ〜結愛可愛い♡
浴衣めっちゃ似合ってる〜♡
って…颯太先輩と待ち合わせでしょ?
こんなとこで何やってんのよ?』
香奈は不思議そうに首を傾げる。
「ぃゃ…あの…あそこ。あの固まりの中に入っていく勇気無くて…。」
香奈は私越しに、奥の席を見ると一瞬にして顔を歪めた。