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お前は俺のxxx
第47章 何してんの…?
まこっさんはポケットからタバコを取り出すと、夜空に向かって紫煙をくゆらせた。
『颯太は?あいつと何かあったの?』
私は、さっきまでの出来事をゆっくりとまこっさんに話した。
まこっさんは『うん。』『そうだったのか。』と優しく声をかけながら、私の話を聞いてくれていた。
「ゴメンなさい…。」
私が俯くとポンポンと頭を撫でる。
『謝らなくていいんだよ?
そんなの見たらツラかったよね。
でもね。ヤケになっちゃダメ。
後で傷付くのは結愛ちゃんだよ。
結愛ちゃんが無事で本当良かった。』
まこっさんは、通りを私が泣きながら走って行く姿を見かけたみたいで、こうやって探してくれていた。
閉場のアナウンスが流れ、花火は終わっていた。
「あ…まこっさん。お店…」
『あ〜。今日は後輩に手伝ってもらってて、押し付けてきたから大丈夫。
だってそれどころじゃないでしょ?
結愛ちゃんは大切な子なんだから。』
まこっさんは私の頬をぷにっと摘むと、クスっと笑顔を見せた。
その時、私の携帯の着信が鳴った。
あ…
電波戻ったんだ…
私がバッグの中から携帯を出すと、私の手からひょいとまこっさんが携帯を取り、そのまま電話に出た。
『今すぐ公園に来い。』
さっきまでの優しい声では無い。
まこっさんの低い声は、単調なセリフだけを吐いて通話を切った。