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お前は俺のxxx
第53章 バラバラになる心…
翌朝ーー
学校へ行く支度をしていると
携帯が着信を知らせた。
「もしもし。碧?」
『おはよ。マンションの下に着いたから準備終わったら降りて来て?』
私は急いで支度を済ませると、
部屋の鍵を閉めてマンションを出た。
「ハァ..ハァ..ごめ..お待たせ..」
碧は私を見てクスクスと笑っている。
『そんなに慌てなくて良かったのに。
結愛ちゃん。それで学校行く気?』
碧は私の足元を指差してクスっと笑った。
(え?)
私は自分の足元を見ると、ローファーではなくスリッパを履いていた。
「わあぁぁ⁉︎嘘⁉︎履き替えてくる‼︎」
私は急いで部屋に戻ると、ローファーに履き替えてマンションを降りた。
「ハァ..ハァ..本当..ごめ..」
『そんなに急がなくても。
髪が乱れちゃってる。』
碧はクスっと笑い、乱れた髪を戻してくれた。
「あ.あ.ありがと‼︎」
そんな自分が恥ずかしくて俯くと、
碧は私の頭をポンっと撫でる。
『可愛い。』
そして昨日と同じように私の手を繋ぐと、隣りをゆっくりと歩いてくれた。