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お前は俺のxxx
第6章 優しい腕。
公園の中に入ると、結愛を探したーー
僅かに聞こえた小さな声。
声のした方へ向かうと、そこには服を乱され、男達に押さえ付けられる結愛がいた。
声を震わせ、抵抗する結愛。
一気に怒りが込み上げた。
触んじゃねぇよ。
そいつは俺のだ。
俺は、結愛に覆い被さる奴の脇腹を蹴り飛ばした。
もう一人は、俺の顔を見ると逃げ出した。
腹を抑えながら呻く男に近付くと、手にはカッターナイフを握っていた。
堪らず笑いが出る。
こんなモノ使って脅すとか、クソガキかよ…。
(バカか?コイツ。)
木に掴まりながら立ち上がろうとする男。
その顔脇に、思い切り刃先を突き刺した。
恐怖で顔を歪ませた男は、俺を押し退け走って逃げた。
【颯太】ーSideー
End...