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お前は俺のxxx
第55章 秘密。
屋上に出ると、立花くんは顔を曇らせ俯きながら話し出した。
『藤川ちゃん...。あの噂のことだけど..
俺..違うんじゃないかと思ってる。』
「ぇ…。」
立花くんは顔を上げると真っ直ぐ私を見てきた。
『本当は逆なんじゃない?
樹を見てると、何か取り繕ってるように見えるんだよ。
そうやって考えてたらさ、あの日の事を思い出して。
資料室に遅くまで残ってたでしょ?
あの時の藤川ちゃん様子がおかしかったから。
それに、樹が地下から上がってくるのを見たんだよね。
工房には用事は無いだろうし、資料室に行ってたんだな。と思ってたんだけど。』
みんな噂を間に受けるだけで、誰も私を信じる人はいないのだと思っていた。
立花くんは噂を聞いても、私の事を色々考えてくれていたことを知り、涙が頬を伝い私はその場にしゃがみ込んだ。
『藤川ちゃん。俺も力になるから。
こんなの黙って見てられないよ。
今日の放課後…待ってるから。
話せるようだったら話してくれるかな?
早めに解決させてまた笑顔を見せて?』
立花くんは私の頭を優しく撫でると、屋上から先に出て行った。