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揺れる恋 めぐる愛
第4章 愛しさと切なさ
あの晩先輩の家に寄り荷物を取り、駅まで送ってもらい帰った。

駅までの道すがら先輩が口を開こうとしたので

「もう、何も聞きたくない。話すなら、ドアを開けてここで降りる……」

そこまで私が言い、こういう時の私は何をやらかすかわからないと

いうのは先輩にはわかっていたはずなので、

それからの車内はただ重苦しい沈黙に包まれた。


私は、ただふつふつとわきあがっては弾ける怒りを

喉元で抑えるのが精一杯だった。

でも先輩を怒鳴るのは筋違いだ。もうこれ以上は言い争いたくない……


車が駅に着いたとき、先輩は突然車にロックをかけ、

わたしの正面に覆いかぶさる。

「ののか、どうして何も聞いてくれないの?

どうして……」

私は膝に荷物を抱えたまま俯き、何も答えなかった。

「せめて指輪……」

先輩は私の右手を握りしめたまま、

左手で荷物を握る私の手を取ろうとした。

私は両手を後ろ手にして引っ込め先輩を見上げる。


「先輩……

ごめんなさい。

今はとにかくこのままで一度……

帰して」

断固とした態度で言うと、握っていた掌を力なく解いて

それ以上は無理強いしなかった。

先輩と付き合って初めて、狂うほどかき乱された。

冷静に考える自信がなくて、とにかく……

とにかく一人になりたかった。

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